モラハラが原因で調停離婚後、幸せな再婚をした5児の母。
以上2名で面白おかしく、時には切なく真面目に人生日記を語たり切ります。
どえらいむさ苦しいくらいのピーちゃんへの別れ文の前半戦では、「結婚生活を継続するにしても、中断するにしても、夫婦となったからには、決断の真意について相手へ伝える責任が私にはある!!!」ということで、結婚生活について私目線でピーちゃんへお伝えしました。
今回はクライマックスへラストスパートの後半戦となります。
妻として旧夫への最後の手紙・感謝の言葉と人生への宣言
離婚を決意した当時、私はピーちゃんへ濃厚な思いを手紙にしたためております。何度も何度も修正と加筆されたリョーコ渾身の別れ文。全文をそのまま記載させて頂きます。
〜以下(後半)全文〜
ピーちゃんと出会って20年間、一緒に過ごした中で楽しいことも、喜びも、苦しいことも、辛いことも、色々たくさんありました。数々の出来事は本当に貴重な経験であり私の宝です。
そして、この数年間の夫婦間の不協和音は逃げ出したくなるほどの状況でした。
自分は不幸の塊だと思っていました。しかし、この状況を経験したことは、自分自身と向き合うきっかけとなりました。
「本当の自分ってなんだろう?」
「私自身を生きるってどういうことだろう?」
「そもそも私にとっての幸せって何?」
たくさん自問自答して、時には幼少期の過去の自分と対話することもありました。向き合うために沢山の人たちからの知恵やアドレスを頂いて、自分自身がどんどん変わっていくのを感じました。
この手紙を書いている今、心晴れやかでとても気持ちがいいです。
私は罵倒される人間ではないし、浮気を疑われるような不誠実な人間ではありません。大切な尊いひとりの人間です。私は私らしく生き、私を私として生き抜くことができます。
暴言や雑言に怯え、不安を抱えなが生きる生活を選びません。辛いこと、苦しいことにも立ち向かう力を持っています。子供たちを守り、時には諭しながら共に生きることが私の喜びでもあり、幸せです。
これが私の生きる道です。
まっすぐで偽りない正直な気持ちです。今の自分が大好きです。
大好きな自分に出会えたことも、自分の生きる道を切り開いていく力があると知ったことも、私が変わるきっかけも全て、ピーちゃんとの出会いや経験があったからだと思っています。
心から感謝しています。たくさんの出来事や思い出をありがとう。
〜以上(後半)全文〜
心の声を言語化・視覚化することの大切さ
この手紙を書いた当時、手直しを繰り返す中で『ありがとう』という言葉がスッと出てきて、感謝の気持ちが溢れ胸がいっぱいになり、目頭が熱くなった記憶があります。
久しぶりに今読み返してみても、その当時の未来への希望と離婚への決意が蘇り胸が熱くなり、原点に戻った感覚になりました。
自分と向き合うことを避け人生の目的を考えることなく、旧夫を攻撃し悪者に仕立て上げ、私は被害者意識にどっぷり浸かり、周囲から同情を得て優越感を得ることもできました。
でも私が被害者であり続ける人生を望まなかったのは、私が[『自分らしい人生を生きていく!』と決めたからです。
もしピーちゃんとの結婚生活やモラハラを経験していなかったら
決意することなく行動を起こすこともなく現状維持のまま過ごしていたでしょう。人生の目的や自分の幸せ、リョーコとしての在り方という生きていく上で重要となる視点を知らずに生きていたでしょう。
手紙という手段を用いて心の中にある言葉を言語化、視覚化したことで、私は人生の目的を明確化させ自覚した状態で新しい人生のスタートを切りました。
さてさて、溢れ出た感謝の気持ちは私の深層にあった本心でありましたが、その後、ピーちゃんとの関わりの中でこの感謝の気持ちが薄れていきます。
読み終えたあとのピーちゃんの反応…それは……次回へ続く。
リョーコ:私
ピーちゃん:離婚したモラハラ旧夫