モラハラが原因で調停離婚後、幸せな再婚をした5児の母。
以上2名で面白おかしく、時には切なく真面目に人生日記を語りきります。
飲酒運転による最上級にヤバい離婚危機
今回は「こんなにも両親を愛して止まなかった自分がいたのだなぁ~」というエピソードとその心の真相についての解説となります。
話の流れは、5番目ちゃんを妊娠中だった5年前に遡ります。
ピーちゃんが自宅から近所のコンビニまで飲酒運転。
帰宅後に夫婦で言い争いとなり「私が車を出さなかったのが悪い!!」と逆キレするピーちゃん。
その一部始終を子どもたちが目撃し一家総出でカオス状態となった伝説的『飲酒運転事件』。
この時、私の中で離婚へのゴングが大きく鳴り響きましたが、リョーコ実両親が旧夫との仲を取り持ち離婚を回避しています。
飲酒運転を通して知る夫婦間の被害者・加害者意識
5年も前のエピソード。
今ではこうやって、記事に出来るほど他人事のようにサッパリしていますが、その当時は
「飲酒運転するなんて何事か!それを私のせいにするなんて酷すぎる!!」
「子どもたちの前で飲酒運転するなんて!!人として、親として間違っている!!!」
フツフツと怒りで煮えくり返る腹の中は、ピーちゃんが一般ルールを無視したことやその理由を私のせいにしたことに対する悲しみがありました。
この時、「ピーちゃんは悪者で私は被害者という想いに共感し同情して欲しい。味方になって欲しい。」と切に願い、助けを求めた相手は実両親でした。
実両親は私の気持ちを受け止めつつも…。
「これから5人目が生まれるのだから」
「子どもたちが可哀そうだから」
「飲酒をやめれば、もう一度なんとか頑張れるだろ」
と私たち夫婦に『再構築』を提案。
渋々受け入れる夫と実両親の期待を裏切りたくない私、何とかかんとか離婚危機は一時的に回避。
夫婦関係の再構築を選んだ私の動機
つい最近このエピソードを振り返った時、本心は『離婚したかった』でも、実両親が引き止めたから私は選ばなかった。
再構築をする動機が「ピーちゃんを愛している」ではなく、「実両親が望んでいる」だったことを自覚しました。
更に深掘っていくと…。
再構築を選択した最大の理由が「ピーちゃんと心から一緒にたい!何が何でもこの人と一緒に居続けるのだ!!」という強い願いからではなく、「実両親が提案してくれたから」「実両親を悲しませたくないから」「再構築を望む実両親に応えなければならない。」「私は実両親にとって『理想の娘』で居続けなければなない。」という
実両親からの評価を最優先事項にしていたのです。
「私が不幸なのは実両親が悪い」という思い込み
再構築期間
「この出来事がきっかけで離婚していたら、私はピーちゃんからの更なるアレコレに傷つかずもっと幸せな人生を送れていたに違いない!」
「あの時、再構築を提案した実両親が悪い!!」と
ずーっと無意識の中に抱え込み、自分で選択したはずなのに『実両親が引いたレール』を歩んでいる様な感覚。
人生の選択とその結果を実両親のせいする。
それはそれは大人とは程遠く、まだまだおこちゃまメンタルなリョーコでした。
それでも、実両親の期待に応えるためにピーちゃんと向き合い、自分と向き合い、自分なりに努力し私と子どもたちが家を出る形で別居。17年間の結婚生活に自ら終止符を打ちました。
リョーコメンタルの変化について続々記事予定!乞うご期待!!
実両親にとっての理想の娘で居続けた理由
現在、別居離婚から2年以上が経過。
今やーっとわかった心の奥底にあったリョーコの本音。
それは
『実両親には幸せであって欲しいという熱~い切なる願い』
だからこそ、実両親にとって理想的な娘でいることに執着し、実両親に安心感を与えたい!愛されたい!!特に母親には悲しい思いをさせたくない!!!困らせたくない!!!!という強い思いがてんこ盛り!!!!!
理想娘でいることが、実両親の幸せであり私の幸せでもあると信じて疑いもせず、実両親が喜ぶこと、困らせないことを自分に課し強いたのでした。
離婚を踏み止まったのは私が自ら選んだことであり、実両親を悲しませない、困らせない選択をしたかったのは自分だったのです。
その行動の根源にはリョーコから実両親への愛がたんまりと…。
自分にとってどれだけ実両親の存在が大きいのか!?愛して止まない存在のなのか!??
『飲酒運転事件』から自分の本音に辿り着いたエピソードでした。
リョーコ:私
ピーちゃん:離婚したモラハラ旧夫