旧夫との別居生活は、波乱三昧の面会交流がありながらも穏やかな日常を過ごし、5か月ほどで幕を閉じました。調停回数は5回という短さで離婚に至っています。
離婚調停と離婚成立時の実際
4回目・5回目の調停では、調停委員だけでなく、調停の責任者である裁判官と調書を作成する書記官も同席しています。
調停の詳細は極秘内容のため控えますが、コンパクトにお伝えすると…。
- 面会交流中の旧夫の言動について、その都度、調停委員へ報告。
- 養育費を減額したい旧夫と算定基準に近い金額を希望する私の攻防戦。調停委員と裁判官の助言により、お互いが納得した金額で決まる。
- 持ち家や所有している車をどうするのか?など財産分与について、双方の弁護士同士が調停外でやり取りをしていたため、すんなりとまとまる。
- 調停開始当時から、親権は私が持つという方向で話し合いが進んでいたが、離婚決定直前に「親権を得たい」と旧夫が言い出す。調停委員と裁判官が説得に入り、親権について大きく揉めることなく離婚決まる。
調停離婚が成立する際、調停調書内容や離婚意志を確認するため、双方の当事者が同席しますが、私の場合、裁判所側からの配慮があり、旧夫と同席することはなく個々に調停を終えています。
リョーコの調停期間や回数は半年間ほどで5回という少なさでしたが、1年以上かかる場合も…。お互いが離婚の合意に至らない場合、調停不成立となり離婚裁判または再協議(話し合い)へ移行する方もいるようです。
調停離婚が成立したあとの手続きについて
※離婚日は届け出をした日ではなく、あくまでも調停が成立した日です。
- 親権や財産分与、面会交流、養育費など双方が合意した事項について書記官が調書を作成します。
- 調停調書の正本は当事者双方に発行され、調停最終日から調書完成までは数日から1週間程度かかります。
- 調停調書は法的な効力を持つため、離婚後に面会が調停通りに行われていない、養育費の支払いが滞っているなどの不正があった場合には、強制執行の対象となります。
離婚後、母子家庭となった我が家の状況
離婚が成立してから3週間ほどで、持ち家へ舞い戻り引っ越しをしました。
引っ越し完了当日、5人の子どもたちが「最高!!!!!!!!!」と部屋中を駆け回っていたのが、今でも印象に残っています。
そんな最高!の再出発なリョーコ家で大きく様変わりしていたものが、物の無さと家の広さ。
洗濯機と冷蔵庫以外のソファーやダイニングテーブル、エアコン、テレビなどの家財家電が消え、あまりの広さにびっくり!!!。
家財や家電の分与については特に話し合うこともなく「お好きなものをどーぞ」と旧夫には伝えていたので想定内ではありましたが、夜になり部屋の電気を付けたら「あれ?何だか暗い??おかしいなぁ???」と天井を見上げると!!なんと!!!!
LEDライトだった3カ所の照明電球が取り除かれ、かろうじて1カ所のみが点灯。その奇跡的な1カ所電球は白熱球へと取り換えられていたという…。その他にもカフェカーテンや突っ張り棒、爪楊枝なども姿を消していました。
ダメ出しで、引っ越す前に灯油タンクを満タンにして欲しいこと、家のローンを日割り計算で支払ってもらいたいことを旧夫へ伝えていましたが、ことごとく撃沈し断念しました。
今となっては、旧夫が家中をものけの殻にしてくれたお蔭で、旧夫がいた空間とは全く違う新しいリョーコ家へと生まれ変わり、清々しい人生の再出発を切ることができました。
さて、離婚決断からの別居、調停、離婚成立まで、引っ越し費用や弁護士依頼、手続き諸々にかかった金額を合計すると、2人でざっと100万越え~。別居せずに協議離婚だったら、もっとお安く離婚できたことでしょう。
しかし、公的な機関を利用し様々な経験と学びを得たこと、お互いが最小限の不快指数で離婚でき、離婚後のルールも決めることができたことは100万円以上の価値があると自負しています。
調停離婚に関する記事が誰かのお役に立ちますように………。